1冊目ですっかりはまってしまった「ランチ酒」
食を楽しめる本が読みたい。
そんな方にもおすすめの1冊。
この記事の内容
-
- 「ランチ酒」2、3レビュー
- 食もストーリーも楽しめる「ランチ酒」
現役医療事務講師のすずきです。
毎年新しい資格を取得している資格好きでもあり、
年間130冊以上本を読んでいる読書好きでもあります。
この記事では、原田ひ香さん著「ランチ酒」の続編2冊をレビューします。
「ランチ酒」が好き!という方も、
食を楽しめる本を探している方も是非ご覧ください。
「ランチ酒」シリーズ
「ランチ酒」とは原田ひ香さん著の小説です。
シリーズ1冊目はこちらでレビューしています。
このシリーズは現在3冊発売されています。
今回は続編の2、3冊目も読み終えましたので2冊についてレビューしていきます。
一言でいうと面白いから是非読んでみてください!
お酒を呑まない方でも楽しく読んでいただけます。
「ランチ酒」あらすじ
主人公はバツイチ・アラサーの祥子。
寝ずの番で頼まれたもの(人・ペットなど)を見守る「見守り屋」という仕事をしています。
祥子の楽しみは仕事あけのランチ酒。
仕事が深夜のため、
ランチ酒が晩酌がわり。
美味しいランチと酒に癒され眠る。
そしてまた仕事に行くという生活。
様々な事情を抱えた依頼人と祥子の心のうちが見える描写も魅力のシリーズ。
離婚した元夫の元には一人娘がいて、
更に元夫は再婚して新たな家族ができます。
娘とうまく接すること、
元夫とその新しい家族との距離。
自分自身の恋など、
複雑な主人公の心境にはすっかり感情移入してしまい切なくなる場面も多くあります。
「ランチ酒」おかわり日和
2冊目となる本書では、
ついに祥子の恋心の描写が出てきます。
恋は実るのか。
娘との関係はどうなるのか。
もやもやする祥子の心境がたまりません。
相変わらずの美味しそうなランチと酒には読みながらおなかがすくほど。
訳ありの依頼人たちも健在です。
ランチ酒に魅了され続けた1冊目よりも祥子のストーリーが大きく展開していきます。
それでもランチの描写がかすむことはなく、
祥子の心境にぴったりの食が登場。
依頼人ともプライベートな話をしたりと、
祥子自身もすっきりしない気持ちに一緒にもやもやします。
お酒を楽しみながら読むのもおすすめです。
「ランチ酒」今日もまんぷく
3冊目ではかなり大きな環境の変化も訪れます。
2冊目が気になるところで終わるので、
続けて読みたくなること間違いなし。
もちろんランチの描写も楽しめます。
3冊通して、
ちょっとお高めランチもあれば餃子にビールというランチもあり非常にバランスが良いです。
ランチを食べながらゆっくりと考え事をして。
お腹が満たされて気持ちも少し落ち着く。
祥子に自分を重ねてゆったりとした気分で読み進めていけます。
まとめ
「ランチ酒」シリーズは現在3冊。
著者自ら足を運び食べてきた至福のランチの数々。
描写から美味しさも伝わってきておなかがすきます。
あぁ、日本酒美味しそう・・・
何度思ったことか(笑)
明日はランチ酒しようかなと思ってしまいます。
しかしそれだけではなく、
主人公の祥子の揺れ動く気持ち。
どこか憎めない訳ありの依頼人たちも楽しめます。
昼にゆったりと「ランチ酒」を片手にランチ酒を楽しんでみてはいかがでしょうか。
本記事で取り上げていない1冊目はこちら
コメント