コロナウイルスの感染が拡大を続ける中、
大学等でも新学期の開始が延期される状況となっています。
現役講師でもある私も例外ではなく、
授業の開始時期が5月以降となっている状況です。
さて、今回はオンラインや動画講義を行うことについて考えていきたいと思います。
現状の講義スタイル
診療報酬に関する科目、
診療情報管理士の必修科目を担当しています。
座学でクラスは30~50名ほど。
集団になるため、
授業再開の目途はまだ確定できる状況ではありません。
オンラインや動画講義について
メリット
メリットから考えていきましょう。
・在宅での受講ができる
・好きな時間に学習できる
・繰り返し動画を見ることができる
現在、登校が困難である以上、
在宅で受講できるのは最大の魅力です。
また、好きな時間に受講でき、
録画や繰り返し再生できることが可能になれば、
わからないところを何度も確認できます。
デメリット
・臨場感や仲間との助け合いができない
・質問をしにくい、伝えにくい
・飽きてしまう
・一人一人に目が届かない
ライブ感は学習の効果を高めると思っています。
対面のやり取りでのコミュニケーションでは、
ちょっとした言い方や表情から伝わることもあります。
また、一緒に頑張る仲間がいることはモチベーションにつながります。
話しているうちにわからないことが解決するなんてこともあります。
質問については、
学生と接しているとよくわかりますが、
「先生、ここってこれ?」
という質問の仕方は非常に多いです(苦笑)
「先生はあなたの彼氏(彼女)じゃないから、それじゃわからないよ」
といつも答えますが、
質問に向き合ってしっかり答えないと学生はそこで諦めてしまいがちです。
質問してもよくわからなかったから
↓
もう質問しない
↓
この授業嫌い
となってしまうことが多々あるのです。
50名ほどになっても、
ほとんどの学生に声掛けを心がけています。
というのも、
誰にも何も相談できずに退学や登校拒否になる学生が少なからずいるためです。
こういった学生のSOSに気付くのは周囲の大人の責任だと思っています。
オンラインや動画講義は可能か?
メリット・デメリットを考えると、
デメリットの方が多く感じてしまいました。
しかし、これは全てをオンラインや動画講義にしてしまった場合です。
終息の見えない今、
補足的にオンラインや動画講義を使っていくのは良いと思います。
しかし、そのための取り組みは整備されていないのが現状でもあります。
スマホでも十分に配信・閲覧は可能だと思います。
コロナウイルスの影響が長期化する中で、
これらの取り組みは急務ではないでしょうか。
・・・というわけで、
今後に備えオンラインや動画講義のための台本作りをやってみようかと思います。
でも早く学生の顔が見たいですね。
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