オープンバッジをご存じですか?
取得した資格の中でオープンバッジを採用しているものがありました。
この記事の内容
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- オープンバッジとはなにか
- オープンバッジのメリット・デメリット
現役医療事務講師のすずきです。
私自身、年に1つは何かしらの資格にチャレンジすることを目標にしており、
毎年新しい資格を取得している資格好きでもあります。
2022年7月にビジネス実務法務検定3級に合格しました。
その際、合格証ではなくオープンバッジを受け取りました。
この記事ではオープンバッジについてご紹介します。
デジタル化された証明や、
オープンバッジ対応資格を受験予定の方は是非ご覧ください。
オープンバッジとは
オープンバッジとは簡単に言うとデジタル化された証明書になります。
対応している資格試験では紙での合格証ではなく、
web上で確認できるオープンバッジを授与されます。
資格ごとにデザインされたバッジを授与され、
取得した資格を一覧することができます。
国際標準規格でできている点もその特徴といえます。
当財団のオープンバッジ発行プラットフォームは、IMS Globalのオープンバッジ3機能(発行/表示/保管)すべての認定を受けています。 技術規格を準拠した世界中のプラットフォーム間でバッジの相互運用性を実現しました。
オープンバッジのメリット
オープンバッジになるメリットは受験者から見ると大きく3つあります。
ウォレットでの一元管理
オープンバッジは専用のマイページである「オープンバッジウォレット」を作成します。
対応資格に合格すると案内のメールがくるので、
作成自体は面倒な手間はありません。
筆者のウォレットです。
まだ1つしかありませんが、イメージとしてはここにマークが並んでいくことになります。
第三者と共有できる
上記画像にも実はあるのですが、
公開・非公開が選べます。
これは資格合格者一覧に公開されるかどうかの選択です。
また、ウォレットのページを共有するURLも作成できるようになっています。
今後は就職活動でも活用することができそうです。
資格の詳細も確認できるので、
提出された側にも評価しやすくなっているのではないでしょうか。
筆者のウォレット内の詳細ページです。
合格基準の点数についても触れられています。
合格証の紛失がない
紙での保管だと、紛失してしまうこともあります。
多くの資格があると見つからないなんてこともありますよね。
デジタル化された証明だと紛失の心配はありません。
保管も場所を取りませんし、
劣化することも心配せずにすみます。
オープンバッジのデメリット
受験者からみるデメリットも3つあります。
対応している資格がまだ少ない
対応している資格を調べましたが、まだ少ないようです。
しかし、東京商工会議所が2021年度よりIBT方式・CBT方式を採用している試験でデジタル合格証を採用すると記載しています。
環境社会検定試験(eco検定)・カラーコーディネーター検定試験 デジタル合格証のデザイン公募のお知らせ
2022.05.17
東京商工会議所は、2021年度よりIBT方式・CBT方式に移行している主催検定試験について、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進と受験者の利便性向上の観点から、オープンバッジと呼ばれる国際標準規格のデジタル合格証を新たに採用・発行いたします。 (以下略)
また、大学で取り入れる取り組みをしている場合もあるようです。
資格試験だけではなく、
学歴の証明としても今後活用されていくのかもしれません。
認知度が高いのか疑問
対応資格が少ないせいもあり、
認知度が高いとはまだ言えません。
持っていなければ従事できない職種での資格証明でも今後広まれば一般的になっていくのではないでしょうか。
主催している団体の設立が2019年となっており、まだこれからというところではあります。
デジタルは味気ない
紙で証書を受け取ったときの喜び。
合格証が発送されたあたりからそわそわとポストをのぞきこむことがなくなるのは寂しいものです。
デジタルだととても味気なく感じます。
合格した実感もちょっと薄いですね。
今回合格したビジネス実務法務検定3級では、
紙の合格証の交付も依頼できるようになっていました。
身分証の提示が必要な他、
発行手数料が1通1,250円(2022年8月現在)かかります。
まとめ
オープンバッジはデジタル化された証明書です。
資格試験にとどまらず学習してきたことが一元管理でき、
簡単に共有することも可能です。
しかしまだ対応資格が少なく、今後広まるか?というところに注目です。
取得した資格がずらっと並ぶとモチベーションにもなるので、
採用する資格が増えていけばいいですね。
参考
ビジネス実務法務検定3級の記事はこちら
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